定格電圧
定格電圧(ていかくでんあつ)とは、電球における器具性能のうち、電圧(ボルト)にたいする上限を意味しています。例えば定格電圧100Vという場合は、このランプの性能が発揮できるのは電圧100Vの場合ですよ、という意味になります。
一般的な電球の場合、大きく定格電圧100Vと定格電圧110Vの二種類が多いです。日本の一般家庭に供給されている電圧は100Vですので、購入するランプは定格電圧100Vのものでかまわないのですが、住宅環境などにおいては高い電圧が供給されている場合があります。
100Vタイプの白熱電球の寿命が極端に短いという場合は、110Vタイプの白熱電球を使ってみると寿命が延びることもあります。
(参考:100Vタイプと110Vタイプの違い)
このほか、船舶や特殊用途のランプなどでは異なる定格電圧のランプが販売されています。いずれにしても、使用する器具の推奨する電圧にあったランプを使用するようにしましょう。
電気器具の裏側(うらがわ)や横に、器具の性能を書いた銘板(めいばん)というものがついています。その中に定格電圧100V(ボルト)とか定格電流5A(アンペア)などと書いてあります。定格電圧100Vというのは、100V以上の電圧では使ってはダメということです。定格というのは、メーカーによって補償(ほしょう)された使用限度(しようげんど)という意味と考えてよいでしょう。
定格電流5Aは、この器具には5A以上の電流は流せませんという制限(せいげん)をあらわしているのです。
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