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蛍光灯が光る仕組み

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蛍光灯の構造

蛍光灯は発光物質とよばれる物質が付着しているガラス管とコイル状のフィラメントにエミッター(電子放出物質)が付着した電極の二つから成り立っています。
なお、ガラス管の中には微量の水銀とアルゴンガス(混合希ガス)が含まれており、ガラス管内の気圧は2~4hpaと非常に低い気圧となっており、真空に近い状態になっています。

蛍光灯の発光原理

蛍光灯は放電により発光するタイプのランプです。電極のフィラメントに余熱電流を流し、高温になったエミッター(電子放出物質)から電子を放出させると共に、電極間に高電圧を掛けます。なお、この高電圧を掛ける方式の違いにより「スターター型」「ラピッドスタート型」「高周波点灯方式(Hf型)」と器具(安定器)とランプの構造が変わってきます。この点については「蛍光灯の点灯方式」のページで詳しく解説します。

なお、ガラス管の中に高電圧がかかることで電極と電極の間を移動します。こうして移動する「電子」はガラス管内に封入されている水銀原子と衝突し、電子と原子の衝突時より紫外線が放出されます。ガラス管内で発生した紫外線はガラス球の内側に塗布されている蛍光物質にあたることにより可視光線を生じさせます。

蛍光灯と光の色」のページで説明している蛍光灯の光の色はこの蛍光物質を変えることで色が変わってくるのです。

 

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