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映像における色温度と波長の関係について知りたいの …
2009年08月28日
Q.質問
映像における色温度と波長の関係について知りたいのです。デジタルが主流の現在、色補正についてはほとんどカメラ任せで用が足りていますが特にリバーサルカラーフィルムの場合は被写体に合わせた色の補正が不可欠になります。曇りや雨の場合は色温度が高いため青っぽく写り(ただし人間の目には感じない)、日没近くの景色や裸電球(タングステン)などの場合は色温度が低いため赤っぽく写ります。そこでCCフィルターの出番となるわけですね。一方、晴天時、空の青色(長波長の光だとのこと)の影響で日陰の被写体はこれも青っぽく写ります。この場合はソリッドフィルターならスカイライトを、シートフィルターの場合はシャープカットフィルター(でしたか?)を使って補正しますよね。 しかし色温度はケルビン度(k゜)で、波長はナノメーター(nm)で表します。そこで疑問に思うのが色温度と波長の関係はどうなっているのかということ。同じものを違う言葉で表現しているのでしょうか? もし両者が同じものであるなら、曇天も晴天も同じ青系なのだからアンバー系のCCフィルターで補正できることになりますが、そうではありませんよね。また蛍光灯や水銀灯なども人間の目では白色に近く見えてもカラーフィルムでは緑色がかって見えますが、色温度の高低によるものではなく、輝線スペクトルというものによるのだとか。そうするとやはり色温度と波長は別物のように思えます。両者の関係をご存じの方は教えてください。あまり難しくなく教えてくだされば幸いです。
2009年09月02日
A.回答
写真で言う色温度って、被写体を照らす光の成分の偏りを表す為に使われる目安と言う考え方が解りやすいかもしれません。人の目が見える波長域は380nm〜750nmくらいでその中のどの部分のエネルギーが多いのか?を表した数値とでも言うと解りやすいのかなぁ。通常私たちが見ている日中の太陽に照らされた状態を5500kとして、それで目で見て違和感の無い色調に再現する為にカラーバランスを取ったフィルムがデイライトタイプのフィルムです。タングステンフィルムはカラーバランスを3200kに設定し、3200kの光の要素を持つタングステンライトで照明された環境で撮影する事で、私たちが自然と思われる彩色になります。ですので、環境とフィルムタイプを取り違えると、目で見るのとは全く違った彩色に見えます。特殊な目的なら別ですが、基本的にカラー写真は、目で見ている色彩を違和感無く再現する事が初期目的なので、色合いを決定する基準として、照明の色温度に合わせて、色の分布を決めていると言う事なのでしょう。つまりこの色温度に関して写真の場合は、「人の目」が基準になった数値と言えるかもしれません。hard_rock_coffeeさんはうまい事言うなぁと思いましたしab_hgoさん の解説は私にはものすごく良く解る内容だと感じました。これがデジタルになりRGBのバランスを有る程度自由に触れる様になったので、細かいフィルターワークなどでバランスを取っていた、色のバランスをカメラ内である程度は処理できる様になったと言えます。この時に使うフィルターは色温度変換フィルター(LBフィルター)で、基本的にはCCフィルターとは別の物です。ではCCフィルターは何かというと、フィルムや印画紙その物の色合いを正常に保つ為のフィルターと考えるのが妥当です。撮影で使うフィルムの場合、RGBのバランスは通常メーカーで厳密に作られる物ですが、製造上のばらつきや保存、現像のばらつきや現像所によって仕上がりは異なってきます。これを使う側が個別に調整する為のフィルターで、色合いにYMCの三種類が有る訳です。また減色法でカラープリントを作る場合の色補正フィルターとしても使われます。一方の波長ですが、これは目で見た時の色とか言う物ではなくって、光を電磁波としてみた時の波長なので実に物理的な話になります。人の目が見える波長域は380nm〜750nmくらいで、それ以外の電磁波は人の目には感じません。蛍光灯などは波長域の中で500nm近辺の極一部の波長のエネルギーが極端に大きいために緑がかった絵になります。しかし蛍光灯はこの輝線が大きい事を除くと、非常に太陽光に近い分光を持っているため、バンドパスフィルターという一部の波長だけを切り取るもしくは減量するフィルターを入れる事により、カラーバランスの整った写真を作る事が出来ます。ただし水銀灯やナトリウム灯などの人工光の中には、太陽光では存在する光の一部が無い部分、つまり380nm〜750nmの中の一部の波長が無い所が有り、その色合いは光そのものが無いのでフィルターではどうする事も出来ませんし、デジタルを使ってもエネルギーの無い所を増やす事は出来ないので補正する事が出来ないと言う事になります。ここがホワイトバランスだけではどうにも出来ない箇所でもあります。ややこしくて長文になってしまったのでうまく理解してもらえるか?不安ですが、こんな回答しか思い浮かびませんでした。また色温度に着いては、明確な基準点は有るのですが、写真の色再現と言う所を優先して解りやすく書いたつもりですので、ご理解いただければありがたいです。それから、大変老婆心で申し訳ないのですが、rera_xtさん の回答に有りました>カラーフィルターにしても、色を変化させることは出来ても、>特定の波長の光だけを遮蔽、もしくは通過させることは出来ません。ここの部分だけはちょっと違う様に思います。色温度変換フィルター(LBフィルター)やCCフィルターについては上記の説明でも良いのかもしれないですが、一般にモノクロで使うL39やL41、R60に代表されるシャープカットフィルター(SCフィルター)やバンドパスフィルター(BPフィルター)などは、明確に特定の波長を切る効果があります。富士やコダックのフィルターガイドにはこれらのフィルターの透過する分光域がグラフで表されていますので、一度ご覧になる事をお勧め致します。
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